インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

日本のインテリア史

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

受験の申し込みが始まっています。
当たり前ですが、〆切日までに申し込まないと受験できません。
何があるかわかりません、早め早めに申し込んでください。

前回は西洋のインテリア史は、「様式」を芯にして、それに肉付けするように勉強する方法のお話をしました。
では、日本のインテリア史の芯となるものは、寝殿造→書院造→数寄屋造 の支配階層の住様式です(時代区分は覚えていることが前提です)。そして、どのように変遷していったかを肉付けていきます。例えば、寝殿造は住居としての目的のみだったが、接客が目的になってきて書院造は「会所」という空間が作られた。寝殿造では棟は別れていたけど、書院造ではひとつらなりの建物になった。と言うように覚えて行ってください。

よく受ける質問があります。「書院造は室町時代と桃山時代のどちらの様式ですか?」「数寄屋造は何時代からですか?」回答は、時代区分と様式は一致しません。また様式はある日突然様式が変わるのではなく、少しずつ長い時間をかけて変化して行って、できた完成形が次の様式です。
平安時代の寝殿造が、室町時代あたりから少しずつ変化して桃山時代に完成形を書院造となり、その時すでに書院造も変化し始めていて、数寄屋造に向かっています。

それではこのあたりで、また!