インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

変化する人間工学

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

2月も終わります、早いですね。
勉強は順調ですか?計画通り進んでいますか?
そして一番大切な体調管理はできていますか?先は長いです、頑張り過ぎて無理しないようにして下さい。

人間工学の分野は必ず毎年出題されますが、昨年度は3問ありました。試験の範囲が広いので、各分野から1問ずつ出題される傾向がある中、3問は多いです。それだけ出題者側は重要視していると言うことですね。
人間工学は、人体寸法と動作空間、人と家具や機器との関係、人の感覚や心理 の大きく3つに分かれます。
人体は時代とともに変わり(身長が高くなり、手足が長くなり・・)、この変化に伴って動作空間も変化します。具体的な数字ではなく、身長との比例関係が重要になります。
また、人体寸法と動作空間が変化したら、人と家具や機器との関係も変化します。
感覚や心理は人間としては大きな変化はありませんが、ユニバーサルデザインやSDGsのように人間の回り(環境)の変化が大きく行動に影響します。誰もが公平で利用しやすいという考え方が重要です。

人間工学に関しては、具体的な寸法を問われることは減ってくると思われるので、「比例関係」を覚えておくようにして下さい。
そして、これはすべての分野で言えることですが、「多様な人々が利用しやすい」という考え方が重要です。

それではこのあたりで、また!