インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

論文の知識

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

二次試験の準備に皆さんは既に取り掛かっていると思います。一次試験と違って隙間時間を積み重ねて勉強することは難しいです。制限時間内に要求された論文と図面を仕上げるために重要なのは、時間配分です。その配分を決めるためには、自分にはどれにどれくらいの時間が必要なのかを知ることです。例えば文章を書くのは得意だから、内容がまとまれば10分で書ける、製図が遅いから2時間確保するためには設計にはあまり時間はかけられないなど、人によって時間配分は違ってきます。その自分に必要な時間を知るためには、試験時間180分に過去問題や模擬試験を実際にやってみるしかないです。
まとまった3時間を確保するのは難しいと思いますが、この方法しかないので、必ず3時間集中して取り組んで下さい。

論文についてです。前回お話ししたように、知識+作文です。今回は論文を書くための「知識」についてお話ししたいと思います。
「知識」は、一次試験で勉強した内容です。ここ数年は設問の最後に『課題Ⅰとの関連性は考慮しなくてよいものとする』と書いてあり、テキストの広範囲から問われる問題が増えています。その内容も、さまざまな社会状況を反映した住環境問題について、例えば地球温暖化による住環境問題や、急速な少子高齢化への住環境の対応など出題内容が複雑になってきています。
対策としては、これらの問題に対する自分なりの考えを持つことです。ニュース等でこのような問題を見聞きした時に、「私なら〜だと思う」「私なら〜のようにする」などそのつど考え、必ず文章(言葉)にするようにしましょう。ただこのような問題に変わってから、細かいデータ(数字)や単語について問われることは減っています。

 「知識」の学習には、あえて時間を割り当てる必要はないですが、通勤中、テレビを見ている時などに、内容に対する『自分の考えを文章(言葉)にする』ことを繰り返してください。

それではこのあたりで、また!