インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

インテリアコーディネーターの業務フロー(2)

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

前年度までは、一次試験の問題が公表されていたので傾向を知ることができました。しかし受験方式がマークシート方式からCBT方式に変更になり、現時点では公表されなくなりました。出題数が減ったこともあり基本的なことが重視される傾向になると思いますが、新しい情報が入りましたら、このブログでみなさんにお伝えしていきたいと思っています。

前々回のブログで、インテリアコーディネーターの業務フローの「芯」になる部分の6段階についてお話ししました(覚えていますか?)。今回は契約までの最初の3段階について具体的に説明します。
1)ヒアリング・カウンセリング・事前調査
顧客の困っていること、やりたいことを聞きニーズを理解しながら要望を明瞭化していきます。同時に現場の事前調査をします。相手の立場に立って聞き役になることが大切です。
2)提案・調整
ここが一番重要な部分です。顧客の要望に対して提案(基本設計やデザイン)します。プレゼンボード、パース、図面、CGなどで、誤解が生じないように簡潔で正確に説明します。
ここでまた意見を聞き、また提案をすることを繰り返して決定していきます。
3)実施設計計画・見積・契約
決定したら、実施設計に入ります。施工者に対しては実施設計図を作り、カーテン屋さんならば縫製の具体的な指示書を作ります。それにより出てきた見積を元に顧客と打合せをしてOKならば契約となり、予算オーバーだったら見積調整として(2)の段階に戻り、その予算でできることの再提案を繰り返し契約に至ります。

顧客のニーズや予算に合った提案をできるかどうかが、インテリアコーディネーターの実力の見せどころになります。

それではこのあたりで、また!