インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

西洋のインテリア史、装飾1

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今はテキストを繰り返し勉強されていると思います。範囲が広くボリュームがあるので途方も無いような気がします。途中でもっと他にいい方法があるのでは!?と疑問や不安に思う事もあると思いますが、結局は繰り返し繰り返しが一番近道だと思います。

建築やインテリアには、その時代の様式により装飾に特徴があります。
それぞれの様式の特徴を覚える必要がありますが、その中でも出題率の高いものがいくつかあります。その一つが、古代ギリシャの神殿の柱頭の装飾です。
古い時代から、ドリス式→イオニア式→コリント式 の3種類です。まずは単語と順番を確実に覚えください。この時代は技術の進歩がそのまま装飾に反映されます。
ドリス式の柱頭はほぼ装飾の無い四角形です。イオニア式は羊の角のような渦巻き、コリント式はアカンサスの葉を模したものです。技術が進歩するほど装飾性が高くなります。
同時に柱身も覚えましょう。ドリス式の柱は太く重厚で簡素です、中央部にエンタシスをもちます。このエンタシスは“ふくらみ”という意味ですが、この言葉も問題文になったことがあるので覚えましょう。イオニア式とコリント式はドリス式と比べると細く長くなります。これも技術の進歩ですね。

もし、順番がわからなくなったら、時代が後になるほど、構造的には細く華奢に、装飾性が高くなると覚えておいてください。

それではこのあたりで、また!