皆さん、こんにちは。
ITパスポート講座担当の小野です。
今日もがんばっていきましょう!
国家権力が行使されると、個人の生活などいとも簡単に破壊されてしまいます。
ある中学生が友人に万引きを強要したとして任意で事情を聞かれた際に、
警察官からかなりの暴言を吐かれました。ニュースで流れた暴言はかなり衝撃的でしたね。
40歳代と50歳代の2人の警察官が、
1人の中学生を相手にしている状況から考えると、相当厳しい状況だと感じました。
その中学生は事情徴収の場では罪を認めてしまったけれども(あまりにも事情徴収が厳しかったため?)、
その後の警察の再調査でその中学生は罪を犯していないことが判明し、
警察はその中学生および親に対して謝罪したとのことでした。
つまり、えん罪だったということです。
この出来事に対しては賛否両論のようです。
「好き放題やっているガキにカツを入れただけ」という意見もあれば、
「取り調べを行う際の必要な手続き(黙秘権の説明など)もやっていない国家権力の横暴」
という意見もあります。
ニュースで流された警察官の暴言があまりにも衝撃的すぎて、
中学生の属性や、そもそも事情徴収をするに至った経緯などはほとんど報道されていないので、
どちらが正しいのかを判断することはとても難しいですが、
一つだけ確かなことは、国家権力で個人が生活をめちゃくちゃにされるリスクはかなり高いということです。
警察官自身が「お前一人の運命だって、どうにでもできる」
と中学生に言っているわけですし・・・。
最近は、違法な取り調べについて報道されることも多く、
特に痴漢事件などでえん罪について取り上げられることが多くなってきました。
それにもかかわらず、現場では相変わらず、警察官が個人の生活をめちゃくちゃにできることを認識した上で、
えん罪が生み出されており、そうであれば私たち個人はそれに対応しなければならないわけです。
特に今回は中学生相手の出来事だったため、
もし自分の子どもが同じ場面に遭遇したらどうすればいいのか?
ととても心配になってしまいました。
自分自身のことよりも子どもに対するリスクを真剣に考えなければならないと、
とても怖くなってしまいました。
警察官も様々な犯罪に対応しなければならず、多くのストレスにさらされていて、
とても大変な仕事だということは分かります。
そのストレスがえん罪につながらないように、
警察官への十分なケアが組織的になされるような状況を作り出して欲しいと思います。
それにより、一市民がえん罪に対応しなければならない状況がなくなることを祈るばかりです。