皆さん、こんにちは。
ITパスポート試験では、合格率について詳しい統計資料が公表されています。
平成23年11月試験以降の情報が公表されています。
試験範囲の内容をしっかりマスターして、きちんと解答できるようになれば、
合格率なんてどうだっていいのですが、それでも受験生の立場にたつと、
合格率はとても気になりますよね。
しかも、その内訳が詳しく公表されているならば、
どういった属性の人が合格しやすいのかなんてことも気になってしまいます。
そこで、何回かにわたって、合格率の内訳を少し詳しく見てみたいと思います。
平成23年11月~平成26年10月までの合格率は次のようになっています。
合格率 | 受験者数 | |
全体 | 45.09% | 182,122人 |
社会人 | 56.95% | 98,378人 |
学生 | 31.17% | 83,744人 |
学生よりも社会人のほうが全体的に合格率が高いようです。
学生のほうがより多くの時間を勉強に使えるから、
学生のほうが合格率が高くなるような気がしますが、実際はその逆ですね。
学生の内訳を見てみると次のような合格率になっています。
合格率 | 受験者数 | |
大学生 | 43.02% | 29,073人 |
専門学校生 | 28.64% | 22,914人 |
高校生 | 20.76% | 29,961人 |
大学生はほぼ全体平均と同じ合格率で、
専門学校生・高校生が全体平均よりもかなり低くなっています。
この理由は2つあると思います。
1つはITパスポート試験では経営に関する知識が問われること。
高校生にとって経営の話はなかなか身近に感じられず、難しく感じるのでしょうね。
もう1つITパスポート試験では論理的思考能力が問われる場面が多いこと。
論理的思考能力はそれまでの勉強時間に比例するでしょうから、
高校生は不利なんでしょうね。