ITパスポート講座の講師ブログ

英国のEU離脱と日本人の資産運用

皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
暑さも本番になってきました。
いろんなことがあって大変だと思いますが、今日もがんばっていきましょう!

イギリスがEUから離脱することになってしまいましたね。
事前の予想では、離脱派もかなりいるとはいいながらも、残留派のほうが多く、
残留という結果になるのではないと言われており、株価も為替も日本にとっていいほうに進んでいました。

たぶん大丈夫だろうなと思いつつも、こういったときに予想と反する結果が出ると大変なことになるので、
資産運用関連では手を引いて様子を見ることにしました。結果が出るのは金曜日の昼過ぎだということですから、
仮に何かあったとしても仕事中で、全く対応が出来ませんから、ちょっと引いておこうということです。

6/24の結果発表に備えて、6/22頃までには、ポンド・ユーロ関連の為替取引のポジション、
ヨーロッパの株価指数に関連するCFD取引のポジション、原油や金などの商品関連のCFD取引のポジションも全て解消して、
ベースのETFの積立投資部分以外はすべて決済しておきました。

結果として良かった・・・。離脱ということでポンド・ユーロは暴落、ヨーロッパの株価も暴落、
逆に商品は暴騰。ポジションを持っていたとすると・・・、恐ろしい限りです。その後、市場が落ち着いて、
株価は離脱発表前の水準まで戻していますが、為替は下がったまま、商品価格は上がったままですから、いやぁ、コワイコワイ。

最近は様々な運用商品がありますから、誰でも気軽にイギリスの株式全体に投資したり
(FTSE100という、日経平均のイギリス版みたいなものがあり、それに投資すると、
イギリスの大企業100社に投資する状態を作ることができる)、原油を売買したりできます。
一方、仕事時間中に起こる出来事(リスク)には全く対応できませんから、値動きのリスクが大きくなるかもしれません。

それでも、所有する資産の値動きから、世界のダイナミックな動きを身近に感じることができ、
かつ、うまくいけば資産を増やせる経験は何事にも替えられません。イギリスのEU離脱という出来事についても、
日本人にはほとんど関わりのないことかもしれませんが、資産運用を通じて関心を持つことができ、
いろいろ考えなければなりませんでした。

資産運用は、世界に関する知識を増やしてくれるいい教材だな、と思った次第です。