ITパスポート講座の講師ブログ

バリューエンジニアリングって専門用語?

皆さん、こんにちは。
ITパスポート講座担当の小野です。
世の中GW、羨ましいですね。
でも、そんなときに勉強してこそ、他人に勝てるのです!

バリューエンジニアリングとは、ITパスポートのテキストにも出てくるとおり、
製品の「機能」と「コスト」の関係を分析し、最低の総コストで必要な機能を確実に備えることにより、
製品価値を高める戦略を立てる手法です。この説明文は製品を作る側の立場で見たときの定義ですね。

製品の価値=機能÷コスト

つまり、「機能」を高めても、その分だけ「コスト」が高くなるのであれば、
製品の価値は上がらないということです。
製品の価値を「機能」と「コスト」のバランスで(相対的に)みる指標なんですね。
製品を作る立場で考えると、多くの人が求める「機能」をできるだけ安い「コスト」で実現することが必要になるというわけです。
 
ITパスポートの学習の中でこの用語を知ったのですから、私生活でも使ってみましょう。
私たち個人は、多くの人達が平均的に求める「機能」をすべて必要とするとは限りません。
ですから、自分が欲する「機能」と「コスト」だけを比べて買い物すればいいということですね。

とここまで書けばお気づきでしょう。

バリューエンジニアリングというと専門用語のように聞こえます。
「機能」と「コスト」の関係から製品の価値を高めるというと、
なんだか特殊な技術を要することであるかのように聞こえます。

しかし、こんなこと、私生活で誰でもやっていますよね。
私たちは何かの買い物をするとき、価格だけを見るわけではありません。
買おうとしている製品がその価格に見合っているかどうかを必ずチェックしています。

超高性能なスマホは高額ですが、超精巧な機能が必要ない人にとっては無駄な出費であり、
そのようなスマホを購入することはありません。
だから、バリューエンジニアリングというのは専門用語のようでいて、私たち個人が日頃から行っている行動でもあるわけです。
 
ITパスポートで出題される経営系の用語にはこういう類の用語がたくさんあります。
ITパスポート試験は、専門用語を覚えなくてもいいんですよ!