皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
はやく暖かくならないかなぁ。
いよいよ、高速道路でのトラック隊列走行の実験が始まりました。
先頭のトラックだけを人間が運転して、
後続のトラックは先頭のトラックと同じように動くようプログラムします。
実験中は後続のトラックにも人が乗り込んで、
不測の事態に備えますが、基本は自動運転です。
このトラックを10台、20台と連ねて走らせれば、
深夜トラックを運転しなければならないドライバーを減らすことができ、
その分だけ、宅配便などの人手としてシフトさせることができ、
サービス水準を落とさないまま、ドライバーの労働環境を改善させることができます。
しかもこれ、遠い未来の話ではなく、2022年に商業化することが目標なんですね。
ですから、技術自体は2020年頃完成・実用化され、
そこから利益が出るような運営方法を
2年くらいで完成させるということになるのでしょう。
こんな話をすると、
「人手がいらなくなったら、リストラなどが行われるかもしれないから、機械反対!」
という意見が出てくるのですが、AI・機械の進化は止められないこと、
労働人口の減少ペースがすごすぎて
人間と機械と協働する環境の構築が急がれることを考えると、もう待ったなしです。
また、宅配などの個別配送にどうしても人手がかかるため、
高速道路などの基幹輸送網で人手がいらなくなったら、
個別配送網に人員をシフトして、
高齢化でますます増える個人宅への宅配システムを維持しなければなりません。
むしろ、私たち個人が通販を利用する機会が増えていて、
家まで荷物を届けてくれる(その一方でドライバーは高齢化でどんどん減っていく)
現在の環境を維持するためには、
できるところは人手ゼロにしていかないといけないでしょう。
そのときに力になるのITの力です。
ITパスポートの知識をしっかり学んでおきたいですね。