皆さん、こんにちは。
ITパスポート講座担当の小野です。
少しずつ暑くなってきました。暑いだけで疲れますが、体調管理には気をつけて。
今回はプロトコルに関するご質問を紹介したいと思います。
メールに関わるプロトコルとしてSMTPがあります。SMTPは、クライアントからサーバへ送信するとき、サーバ同士でメールを転送するときという2つの場面で使われるプロトコルです。そのうち、サーバ同士でメールを転送するという場面をうまく理解できないというご質問をいただきます。
例えば、AさんがBさんへメールを出したとき、メールは次のように運ばれます。
① AさんのPCから、Aさんが契約しているプロバイダのサーバへメールが送られる。
② Aさんが契約しているプロバイダのサーバが、Bさんが契約しているプロバイダの
サーバへメールを送る。
③ BさんのPCが、Bさんが契約しているプロバイダのサーバまでメールを受け取りに
行く。
①・②はあるコンピュータが別のコンピュータへメールを送る作業であり、どちらもSMTPというプロトコルが使われます。
③はあるコンピュータが別のコンピュータにメールを送ってくれるようリクエストする作業です。①・②とは少し異なる作業ですね。
そのため、①・②で使われるプロトコルと③で使われるプロトコルが異なりプロトコルになっており、使い分けがなされます。