危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ
物質とは②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は基礎的な化学のうち「物質」についてご紹介しましたので、今回は基礎的な化学のうち「物質の続き」をご紹介していきたいと思います。
前回は、物質の変化のうち、物理変化についてご紹介ましたので、今回は、「化学変化」についてご紹介したいと思います。

前回の内容の確認ですが、物質の変化には、物理変化化学変化の2つがあり、両者の違いは、化学的な組成の変化を伴い「異なる物質になるか否か」という点にありました。

化学変化:物質と物質とが作用し、その結果、新しい物質ができる変化のことをいいます。
木炭が燃えると、二酸化炭素になるなどその他の例としては、以下のようなものがあります。

▪鉄を長い間放置しておくとさびる
▪水を電気分解すると、水素と酸素になる
▪亜鉛に希硫酸を加えると、水素と硫酸亜鉛になる

前回にも触れた通り、化学変化がどのような現象かということを押さえるとともに、具体例を結び付けられるようにしておいてください・

なお、ここでは、「化合・化合物」という用語もあわせて覚えておくと良いでしょう。
2種類あるいはそれ以上の物質から別の物質ができることを化合といい、その結果できた物質を化合物といいます。

今回は基礎的な化学のうち「化学変化」についてご紹介しましたので、次回は基礎的な化学のうち「物質の分類」についてご紹介していきたいと思います。