公務員試験対策(一般知能)スペシャリストによるこっそり裏講義

国家公務員一般職で4倍~5倍程度、地方公務員の行政職では自治体にもよりますが、
5倍程度というのが一般的な数値と言えるでしょう。
採用人数が少ない自治体であったり、受験生の多い(採用人数の少ない)職種や年度
であったりすると、倍率が10倍を超えるなんてこともざらにあります。
しかし、「10人に1人しか受からないのか…」と悲観的になるのは早すぎます。

ここで、「受験生の質はどうか?」という視点を持ってみましょう。

重要なのは、受験生の質です。
例えば、専門科目を課す試験に比べ、教養のみの方が倍率は高くなり、さらに自己PR
型のような特別な対策が不要であれば、より倍率は高くなります。
つまり、試験勉強のハードルが低くなればなるほど倍率が高くなるわけです。
これはすなわち、試験のハードルに反比例して、記念受験層(あるいはライトな受験
生)が減少するということでもあります。

この「記念受験が何人いるのか」というデータは、残念ながらありません。
しかし、専門科目も含めて勉強始めたけど、あきらめて教養にしぼる→でもきついか
らSPI型なら何とか、という路線変更をする受験生は毎年一定数います。
また、「講座には途中から来なくなったけど、受験会場には、なぜか来ている」とい
うケースもあります。
ですから、まずは「申込者全員がものすごく勉強した人たち」という見方を捨てた方
が、精神衛生上はよろしいかと思われます。

一方で、最後まで専門科目も含めて学び通した受験生は、相当の努力と信念を持って
試験会場に来ている比率が高くなります。
ですから、専門科目のある自治体が3倍だから、教養のみの5倍より楽だとは必ずしも
言えないわけです。

では、実際の倍率はどんな感覚なのかというと、きちんと仕上げてきているのは申込
者の半分ぐらいというイメージを持つと良いでしょう。「きちんと仕上げている」と
いうのは、いわゆる予備校の教材をきちんと回し(問題集であれば3回以上解き)、
論作文、面接の準備もしている状態です。

すると、例えば100人申し込んでいて合格者数が10人の場合10倍ではなく、きちんと
仕上げている50人での争い、つまり5倍と見ることができます。あくまで肌感覚です
が、個人的にはそんなイメージでとらえています。

確かに、上級職になるにつれ、記念受験は減ると推定できますが、学習を始める前、
あるいは始めたけど倍率が気になるという方は、まずは「あなた自身がベストの状態
にきちんと仕上げる」という点にフォーカスなさることを、強くオススメいたします。



岩崎郁人

毎週欠かさずチェック!

フォーサイト公式サイトへ
フォーサイトのeラーニング「道場破り」へ

RSSフィードについて
このブログでは、RSS(RDF Site Summery)を使って、記事のヘッドラインを配信しております。RSSリーダーなどを利用することにより、更新記事の概要をすばやくチェックすることが可能です。