公務員試験対策(一般知能)スペシャリストによるこっそり裏講義

☆はじめに☆

学習を始める前あるいは初期の段階ですと、「数的処理の全体像がわからない」「○○推理って書いてあるけど何がどう違うの?という疑問を抱かれるのも、至極もっともかと存じます。

そこで、本稿では、数的処理の全体像を数的処理と判断推理の違いを中心に見ていくことにしましょう。

☆本稿の内容☆

■数的処理科目の全体像

■数的推理と判断推理の違いを具体的に

■まとめ

■数的処理科目の全体像

例えば、フォーサイトでは、数的処理科目を判断推理・数的推理・空間把握・資料解釈の4分野に分類しています。大まかな基準は次の通りです。

この分類で指導している予備校や、書籍もあれば、そうではない場合もあります。

実は、この分類というのは別に「こうでなくてはならない!!!」というものではありません。

基本的には、講師や編集者など各担当者が「受講生の方が学習しやすいだろう」という意図をもって分類しているだけです。

ですから、判断推理と空間把握をひとまとめにして「判断推理」としている参考書もよく見受けられます。事実、国家公務員試験の受験概要では数的推理・判断推理・資料解釈と記載されています。

また、論点によっても、ある参考書では数的推理に分類されているものが、別の参考書では判断推理に収録されているなんてこともよくあります。 例えば「最短経路問題」は数学を学習する際に「組合せ」で学ぶことから、場合の数~確率の章に入れてしまうものもあれば、手順を重視する(計算スキルがほぼ不要)という理由で判断推理に分類しても全く問題ありません。

■数的推理と判断推理の違いを具体的に

言葉で言われてもというところもあると思いますので、具体的に見てみましょう。

どの書籍でも数的推理に分類されるだろうというのは、速さの問題、濃度算、確率といったものが挙げられます。

「ああ、算数の授業でやったなー」という記憶がよみがえってくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

下記は、数的推理の定番、仕事算に関する問題の一例です。

一般的には、算数や数学が好きだった方は抵抗感がなく、そうでない方は「見たくもない」とおっしゃります。

実際は、正しく学習すれば、学生時代までの学習経験の差を埋めることは可能ですから、その点はご安心ください。

一方で、判断推理の分野については、特殊な経験をした方(昨今は中学受験での出題が見られます。私が受験したときはありませんでしたが…)でなければ初めて取り組むという方が多く、比較的横一線のスタートで始められます。 計算ミスで失点する、数式が立たない、ということはまず、ありません。

一例を見てみましょう。

判断推理分野の「試合」の中でも、トーナメント戦に分類される論点です。ア~エの条件をトーナメントの対戦表に整理していきます。

計算は一切出てきません。 数式が立たなくて解けないということはない一方、条件の整理ができない、解答手順が頭に入っていないというのがかぎになります。

■まとめ

以上のように、数的処理のなかでの科目の分類というのは絶対的なものではありません。

判断推理と数的推理の違いは計算がメインなのか、そうじゃないかぐらいの理解で整理しておくとよいでしょう。

参考サイト (2020年度国家公務員一般職試験受験案内) https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/jyukennannnai/jyukennannnai



岩崎郁人

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