公務員試験対策講座の講師ブログ
自分流の解き方

特に数的処理や文章理解では、初回の授業の時点でご自身の解法をお持ちという方がたくさんいらっしゃいます。
過去に算数や国語の授業を受けてきて、自分の解答技術を練り上げている状況です。

授業では解法をお伝えしますが、それに合わせないといけないのかというとそうでは決してありません。
使い勝手が良いと思われる「最大公約数的な解法」をお伝えすることになるので、合わないという方がいるのも事実です。
実際、自分の持っている解法で解き進める方も大勢いらっしゃいますし、僕自身基本的には自由に解いてもらうスタンスです。

ただ、確認していただきたい点はあります。
まず、数的処理科目に関していうと「本番、4分で解くまでその解法を練り上げていけるか」です。
正答が出せても、それが7、8分かかるようであれば、それは残念ながら、公務員試験の解法とは呼べないものです。

また、「最大公約数的な解法」は無駄を省いたものでもあるので、計算が楽になるように作られています。
何を言いたいかというと、「答えを出すだけでなく、他の受験生とのスピード勝負でも負けてはいないか」というチェックポイントです。
試験会場では時間の使い方が本人にゆだねられます。
他の受験生が3分30秒で解いて、自分が4分かけていたら30秒のロスが発生します。
その30秒を他の問題を解く時間に回せるというのは試験の仕組みの上で大きな差が生まれます。

迷うようであれば、「とりあえず教わったものを使ってみる」というのも近道かもしれませんよ。