公務員試験対策講座の講師ブログ

こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。

さて、数的処理と同様、早い時期から始めるのは文章理解ですから、この時期「始めているよ」という方も多いことでしょう。

冒頭の問いは意見の分かれる問かもしれません。
予備校のテキストでは他の科目と同じように解いた記録がわかるようにチェックシートがついているものが多いので、「何回か解きました」という受験生もお見受けします。

僕は「繰り返し解かなくてもいいんじゃないかなあ」という立場です。
理由は次の通りです。

①同じ文章、同じ選択肢に出会う可能性はほぼゼロ
②知識問題のような「インプットすべきキーワード」はない
③インプットすべき「解法」も極めてシンプル

であれば、触れる文章のパターンを増やしていった方が、学習効率は高いような気がします。

ただし、この場合に注意したい点がいくつかあります。

①選択肢の正誤の理由をしっかり確認したうえで新しい問題に進む
なにが言いたいかというと、合っていた、間違っていただけで次に進んでしまうと次のようなことが起こるからです。

かりに、黄色の部分が違っているとして選択肢を切り飛ばし、結果この選択肢は×だったとします。
しかし、実際は赤の部分が本文と一致していないために×だとすると、この選択肢を切り飛ばせたのは「偶然」だったとなります。
このチェックを怠ると、同じような手口の選択肢に何度も引っかかることになります。

②読み落としていた要旨部分のチェック
要旨把握であれば、一読して要旨を読み取ることが望ましいわけですが、解説を見て、自身の読み取った部分とのずれを把握します。

③文整序、空欄補充での解答手順の確認
模範的な手順がありますが、それを読んで自分の導出とのズレを把握する

これらを守っていれば、同じ問題を何度も解くよりも、新たな問題を解き進めたほうが良いと考えるのは次の理由からです。

①様々なテーマに触れることができる。
②様々な、文体、表現に触れることができる。

繰り返しますが、現代文の解答手順そのものは極めてシンプルです。

数的処理では一通りの手順の説明とそれに対応した例題を掲載するためにテキストを作成しましたが、300ページ以上を要しました。
受講生のあなたがご存じの通りです。
削りに削ろうと努力してもそれだけは残ってしまいました。

しかし、かりに僕が「現代文のレジュメを作れ」と言われたとします。
解法とそれが含まれている例題・解説だけでよいのであれば、50ページもあれば十分です(「練習量を考慮しない」としてください)。
つまり文章理解の現代文は、解法手順そのものは極めてシンプルです。

ですから解法の習得のために同じ文章を読むよりも、「どんな文章になっても使えるか」「自分が苦手な文章は無いか」を試す方が特に現代文では効果が高いのではないかと考えるわけですが、いかがでしょうか?