簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは!

簿記講座担当の小野です。

暑くなってきました! 寝冷えなどすることなく、ご注意を!

コロナ対策でのマスク配布や、持続化給付金の事務受託などで政府の無駄遣い?

と思われるような出来事が続いています。

これらの出来事をピンポイントで見ればかなりの無駄遣いに見えますが、

国全体としてはどんな状況なのでしょうか? 

私たちが払った税金がどこにどのように流れているか

私たちは把握しているでしょうか? 

2級でも3級でも税金の処理が問われるのですから、

払った税金の処理をできるだけでなく、払った税金が

どうなっているかも知っておきたいですね!

と考えると、少なくとも私は、

支払われた税金がどのように流れているのか知りませんでした。

そこでとてもざっくりした数字ですが、全体の数字を調べてみました。

どうやら、次のような状況だそうです。

上記は国に治められる税金と社会保険の保険料に限定した図です。

これ以外に私たちは住民税などとして地方自治体にも税金を払っていますが、

今回は省略します。

(青線)国は企業と国民から60兆円の税金を集めます。

そして、投資家が(といっても私たちが預金している銀行が集めた預金で)

国に40兆円を貸しています。こうやって国には100兆円のお金が集まります。

(紫線)税金とは別に私たち国民と企業は年金や健康保険の保険料として

社会保険を運営している基金へ70兆円払っています。

なんと、企業と国民あわせて130兆円もの税・保険料を払っているのですね!

このあたりは預り金や法定福利費として簿記の試験でも出題される部分ですね。

(橙線)国は集めた100兆円うち、50兆円を社会保険の基金へ払っています。

直接35兆円、地方自治体経由で15兆円です。

ですから国家予算100兆円といってもその半分は

年金や医療費の支払いに消えているんですね。

そして、借金の返済・利息の支払いとして20兆円を投資家に払っています。

投資家からは毎年40兆円借りているのですが、

毎年20兆円返済しているので、年々20兆円ずつ借金が純増している状態です。

怖い…。その結果、今の国の借金は1,000兆円オーバー!

したがって、国が政策のために使っているのは30兆円だけです

(といっても巨額ですが…)。

そのうち学校に6兆円、防衛に6兆円、インフラに7兆円です。

学校に6兆円使っているといっても、

日本は教育費の個人負担がとても高い国であり、

もっと人口が少ない欧米諸国よりも少ない金額しか学校に投入していないので、

(そして、教員がブラックな働き方をさせられていることを考えると)

どれくらい無駄遣いがあるかは分かりません。

防衛費は削れないでしょうし、今や崩れそうになって通行止めになっている橋や

トンネルが激増している現在、インフラ整備もそんなに削れないでしょう。

と考えていくと、「その他10兆」の部分に無駄遣いが潜んでいるのでしょうか? 

財務省のホームページを見れば、その他の内訳もすべて開示されています。

本当にいろんなものにお金を使っている印象です。それでも合計10兆。

一方で、社会保険を通じて国民に120兆円が支払われています。

子供を病院に連れて行ったら、「念のため」といって無駄にたくさんの薬をくれるし

(私は「それいりません」って言っちゃうので、お医者さんに嫌がられます)、

実家に帰れば年老いた父親が「病院に行ったらこんなに薬をくれた!」って

喜んでいるし(当然全部飲めない)。

税金の全体の流れを見てみると、う~ん、何だかなぁと思っちゃいますね。



小野正芳

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