簿記のスペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。

国会でいじめ対策基本法が成立しました。
いじめは昔からあり、私も一時はいじめられた側ですが、昔と異なり今のいじめは人を自殺にまで追い込むため、やっかいなようです。

私もいじめを体験しました。私が経験したいじめは、最もオーソドックスな形であろう、マイノリティ(少数派)への攻撃です。
私は、父が自衛官であったこともあり、ほぼ2年周期で転校していました。ただ、引っ越し先は自衛隊基地がある地域であり、必ず官舎でありました。
周りには自衛官を父に持つ子どもたちがたくさんいて、クラスの半分はお父さんが自衛官ということもあったくらいです。
ですから、そのような場合、私はマジョリティ(多数派)であるため、いじめられることはありません。

しかし、ある事情で祖父母と暮らすようになり、祖父母の家の近くに小学校へ転校したときに、私はマイノリティとなってしまい、いじめの対象となりました。

最初は無視から始まりました。私は一人っ子で、一人で遊ぶことになれていたためか、学校で誰も遊んでくれなくても全く苦にはなりませんでした。
でも、いじめている側はそれではおもしろくないでしょう。
いじめられる側が苦しむ姿を楽しむのがいじめであるからです。そうすると暴力が始まります。
子どもの立場からすると、やられたらやり返すしかありません。
学校にいるときに集団から暴力を受けるときには反撃できませんが、学校が終わった後、いじめる側のメンバーが一人でいるときに、一番弱そうな彼をターゲットにしてやり返すのです。

意外にも、いじめる側にいる彼らは一人では何もできないケースが多く(大人の世界でも集団で騒ぐ人ほど一人になるとおとなしいですよね)、次第にいじめに加わらなくなります。そうして、私に対するいじめは終わりました。

しかし、現代では、こんな反撃をしたらもっとひどい反撃を食らうのでしょう。
子どもたち自身も進化(?)していますし、社会の仕組みもいじめる側を罰する仕組みになっていません。
子どもたちもいじめに加わらなければいじめの対象にされるため、いじめを発生させるシステムが確立しているともいえますし、先生がいじめている側に鉄拳制裁を下すと大問題になるでしょう。

とにかく、以前のようにやられたらやり返す的な、単純明快で最も即効性のある解決方法が使えないわけです。

そこで、法律を作ることでいじめをなくしていこうということになりました。

しかし、この法律に対しては、多くの問題点が指摘されています。
最も大きな問題点は、いじめの当事者である子どもたち自身が、法律ができたことでいじめがなくなるわけがないと言っていることでしょう。

次回に続きます。



小野正芳

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