社会保険労務士講座の講師ブログ

時間を意識する

7月、明日で終わりです。
8月になると、令和5年度試験の受験申込みをした方には、受験票が届くでしょう。
フォーサイト専任講師の加藤です。

社会保険労務士試験の択一式試験、
3時間30分(210分)という長丁場です。
ただ、実際に、問題を解いていると、たちまち時間が過ぎてしまいます。

3時間30分といっても、この間に7科目70問を解きます。
この時間を単純に等分すると1科目30分、1問当たり3分しかありません。
この時間で、5肢の正誤を判断しなければなりません。
しかし、3分フルに使ってしまうと、見直しをする時間とかがなくなります。
そうすると、1科目20分~25分くらいで解いていく必要があるでしょう。

実際には、科目によって、問題が難しかったり、比較的易しいものが多かったり
と違いがあり、情報量も違うということがあるので、
単純に科目ごとに等分した時間を使えるとは限りません。
もし、最初に難しい問題が続き時間を使いすぎてしまうと、確実に時間が足りなくなります。
そうすると、焦りが出ます。
そして、簡単な問題を間違えてしまうということが起き得ます。

試験では、そうならないようにする必要があります。
そのため、どのように解いていくのかを考えておきましょう。
例えば、科目ごとに時間を区切って進める
1科目は20分、その時間を使ったら、すべてを解いていなくとも、次の科目に進む
というように。
解けなかった問題は、時間が残っていれば、その時間で解きます。

こうすることで、
最後の1科目を解けず、基準点に達しなかったということを防ぐことができます。

ということで、繰り返しになりますが、
どのように時間を使うのか、試験前に考えておきましょう。