社会保険労務士講座の講師ブログ

フリーランス

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

今年度の試験を受験された方、明後日の16日(月)に、成績(結果)通知書が発送されます。
合格された方には、合格証書も発送されます。
いずれについても、来週中に届くでしょう。

さて、今回は、「労働経済」についてです。
先月、総務省統計局が
「基幹統計として初めて把握したフリーランスの働き方」
というものを公表しました。
「初めて」ということですから、当然、過去に試験に出題されたことはない
ものです。
労働経済、このようなものは狙われやすいです。
ということで、内容を少しだけ紹介しておきます。

まず、フリーランスの定義は、「実店舗がなく、雇人もいない自営業主又は
一人社長であって、その仕事で収入を得る者」とされています。
有業者のうち本業がフリーランスの数は209万人となっていて、
有業者に占める割合は3.1%となっています。
「有業者」というのは、ふだん収入を得ることを目的として仕事をしており、
調査日(2022年(令和4年)10月1日)以降もしていくことになっている者
及び仕事は持っているが現在は休んでいる者のことです。
一般的に言えば、働いている人ということです。
そのうちのおよそ3%がフリーランスということです。
男女別にみると、男性が146万人、女性が63万人となっていて、およそ7割が
男性です。
それと、フリーランスには、本業の人と副業の人がいますが、
副業の人は480,300人なので、本業の割合がかなり高いです。

さらに、詳しいことを知りたいのであれば、
基幹統計として初めて把握したフリーランスの働き方 ~令和4年就業構造基本調査の結果から~
をご覧ください。