社会保険労務士講座の講師ブログ

過労死等防止対策白書

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

明日が休みで、土日も休み、もしかしたら、明後日も休みにして4連休という方、
いそうですね。
そうであれば、どこかへ出かけたりするのでしょうか?
勉強が順調に進んでいるのであれば、それもよいでしょう。
ただ、思うように進んでいないなというなら、勉強時間を確保して、
しっかりと進めるようにしましょう。

さて、今回は、「白書」についてです。
社会保険労務士試験に関連する白書の代表といえば、
「厚生労働白書」と「労働経済白書」が挙げられます。
ただ、これら以外の白書も出題されたことがあります。
平成25年度試験では、「高齢社会白書」と「男女共同参画白書」が出題されています。
「男女共同参画白書」は、平成29年度試験でも出題されています。

白書には、様々なものがあるので、これまで出題されたことがなかった白書、
これが出題されるということもあり得ます。

例えば、「過労死等防止対策白書」です。
労災保険法に関連し、業務災害の認定基準が頻繁に出題されていて、
過労死に関連するものも出題されています。
そうすると、過労死の状況などが労務管理その他の労働に関する一般常識から
出題されるということも考えられます。

令和4年版過労死等防止対策白書には、「過労死等に結びつきかねない職場に
おけるハラスメント」というようなパワーハラスメント防止対策に関する記載
があり、また、「パワーハラスメント防止対策の法制化に伴い、職場における「パワーハラス
メント」の定義が法律上規定されたことなどを踏まえ、精神障害の労災認定の
基準についても見直しを行い、これまで、「嫌がらせ・いじめ」に類するもの
として評価していた「パワーハラスメント」について、認定基準に明記し、評価
の仕方などの明確化・具体化を図っている」という記載もあるので、
「パワーハラスメント」と「精神障害の労災認定の基準」との関係は知っておいた方がよいでしょう。