社会保険労務士講座の講師ブログ

労働力調査

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の加藤です。

今週末の3連休は、どのように過ごしますか?

さて、今回は労働経済のうち「労働力調査」に関する情報です。
「労働力調査」、この調査の名称は、選択式で複数回出題されていますが、
その調査結果も、択一式、選択式で出題されています。

そこで、最新の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果」の
概要を紹介します。

労働力人口は、2023年平均で6,925万人と、前年に比べ23万人の増加で、
2年ぶりの増加となっています。

この人数はおおよその数を知っていれば十分で、
どちらといえば、推移、増加とか、減少とか、これがポイントです。

労働力人口比率(労働力率)は、2023年平均で62.9%と、
前年に比べ0.4ポイントの上昇(3年連続の上昇)となっています。

この労働力率について、最も注意が必要なのは、女性の労働力率で、
女性の労働力率を縦軸にし、年齢階級を横軸にして描画すると、М字型カーブを描いて、そのピークとボトムの位置です。
2023年(令和5年)平均結果では、前年と同じで、25~29歳層と45~49歳層
が左右のピークとなり、35~39歳層がボトムとなっています。

2023年の完全失業者数は178万人と、前年に比べ1万人の減少(2年連続の
減少)、完全失業率は、2023年平均で2.6%と,前年と同率となっています。

完全失業率は、過去に何度も出題があり、雇用失業情勢がよくないときに出題
される傾向があります。
率そのものがピンポイントで出題されたことがあるので、
少なくとも3%は下回っているということは知っておきましょう。