みなさん、こんにちは。
簿記講座担当の小野です。
今日もがんばっていきましょう!
今回は現金過不足の処理に関するご質問を取り上げます。
現金過不足については
の2つの処理が必要なのに、問題集ではどちらかだけしか仕訳していないのはなぜか?
というご質問です。
例えば、第133回では「現金の実際有高が帳簿残高より不足していたため
現金過不足勘定で処理していたが、本日、旅費交通費\4,600が記入漏れとなっていたことが判明した」
という取引の仕訳が問われています。
問題文自体に、上記(a)(b)の情報が組み込まれており、次のように読み取りできるでしょう。
それぞれを仕訳で表すと、
となります。
しかし、(a)に該当する仕訳はすでに処理していたそうです。
つまり、もう(a)に該当する仕訳はすでに終わっているということですから、
この問題では(b)の処理だけを行うことが必要です。ですから、上記(b)の仕訳だけを解答としてあげます。
このように必要な部分だけ解答するようにしていきましょう。