簿記講座の講師ブログ

試験がんばれ!

皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
まだまだ寒い日が続きます。皆さん体調管理には十分気をつけて!

2/24(日)は第151回の検定試験です。

2級は3年にわたって徐々に試験範囲が変更されてきましたが、
今年の試験範囲が完成形です。
新試験範囲から少しずつ出題され始め、出題傾向が少しずつが分かってきましたね。
初年度(3年前)の試験範囲変更項目(その他有価証券や外貨換算など)は、
もう“普通の項目”として認識されるようになってきたでしょうか。
新試験範囲だから出る可能性は低いとか、いやいや、逆に出る可能性が高いとか、
そういったことはあまり考えず、新試験範囲であろうとなかろうと、
全体の中の一部という位置づけで、冷静に対応してきましょう!
連結もすでに2回出題されました。やはり連結は難しいですね。
でも、連結が出題されたときには、他の問題の難易度が少し低いようで、
全体的な合格率が大幅に低くなるということはなかったようです。
「連結が苦手」という声を多くいただきますが、
連結の中でも比較的易しい次の3つの論点だけに手を付け、
それ以外(未実現利益の消去など)は捨てるという戦略が有効なのかもしれませんね。
  ① 支配獲得時の資本連結
  ② 連結初年度の資本連結
  ③ 取引の相殺と債権・債務の相殺
 
3級のほうは、試験範囲変更前の最後の試験です。
3級の試験範囲変更がアナウンスされてから、
試験範囲から外れる項目
(売上値引、有価証券、手形の裏書・割引、資本の引出、商品券)に
関する出題は低調です。
最後のチェックをする際にはこれらの項目は後回しにして、
それ以外の項目のチェックから行いましょう
(もちろん、上記の項目は来年度から試験範囲から外れるといっても、
当年度の試験範囲には含まれていますから、無視してはいけません)。

また、試験直前のこの時期になると、
簿記処理の能力というよりも、体調や精神面をケアすることが重要です。
とにかく体調管理には万全を期して下さい。

さぁ、皆さんがんばっていきましょう!