2020年より小学校で、2021年より中学校で、プログラミング教育が必修化されました。
そのような背景もあってか、中高生の80%以上の人が「プログラミングが今後必要なスキル」と考えています。
株式会社ナガセが2021年の10月~11月に実施したアンケート調査によると、高校生86.0%、中学生83.7%が「プログラミングが今後必要なスキル」になると考えているようです。
しかし、その一方でプログラミングスキル自体はまだ浸透していないといえます。
どの程度プログラミングができるかを尋ねた質問では、高校生は約70%の人が「プログラミングができない」と回答しています。
ところが、中学1年生の回答をみると、「プログラミングができない」と回答したひとは44.7%にとどまっています。同様に、中学2年生では55.6%、中学3年生では57.2%のひとが「プログラミングができない」と回答しています。どうやら「助けを借りて簡単なプログラミングならばできる」と考えている中学生が多いようです。
この結果は、プログラミング必修化により、学年が下がるほどプログラミングに対する抵抗感がなくなったということなのだと思われます。
プログラミング必修化により、どの程度IT人材が増えるのかはまだ分かりません。
しかし、ITに対して抵抗感がない人々は確実に増えていくことでしょう。