証券外務員講座の講師ブログ

四季報発売日の9時に勝負する

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今回は、四季報の使い方について解説します。

■四季報が株価を動かす可能性あり
株式投資を行ううえで四季報は必須といっても過言ではありません。1つの辞書ぐらいの厚さの中に企業情報がびっしり記載されており、読みこなすことでお宝銘柄を探し当てることは可能です。
四季報では、東洋経済の記者が独自の目線で企業の状況を記載している部分があります。それは企業状況の記載部分、業績予想部分です。そのため、企業がIRで公表している業績予想よりも四季報に記載の業績予想が良い場合には、業績がさらに良くなっている可能性があるという期待感から買われ株価が上昇する可能性があるのです。

■四季報は予約注文にすると前日に届く場合がある
そこで誰よりも早く四季報を確認し、売買注文を出すことで利益を得られる可能性があります。注目したいのが四季報の発売日です。とはいえ、発売日に買っていては遅いのです。実は四季報は予約注文にすると東京などでは前日に届くことが多く、先回りして読みこなし、発売日の朝9時に勝負すれば誰よりも先に買いリターンが得られる可能性があります。
さらに言えば、四季報オンラインでは最新号を先取りでき、業績が好調なサプライズ銘柄などの確認もできます。こうした情報はいち早く入手し、先回りすることがポイントとなるものの、あまりに早く買いすぎると他の要因をもとに株価が変動する場合もあるため、発売日の朝買う方法で試してみた方が良いかもしれません。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
金融商品取引業者等は、あらかじめ顧客の注文の内容を確認することなく、頻繁に有価証券の売買等を行ったときは、後日、当該顧客から確実に承諾を得なければならない。

<解答> ✕
あらかじめ顧客の注文の内容を確認することなく、頻繁に有価証券の売買等を行う、いわゆる回転売買は、一切禁止されています。

<お知らせ>
9月26日に、ワニブックスより『株で勝ち続けるための 上がる銘柄選び黄金ルール87』が発売されました。
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