証券外務員講座の講師ブログ

20代は全資産の30~50%を株式投資に充てる

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今月号は、各年代別の資産運用における株式の比率について解説します。

■20代は積極投資でも構わない
年代別に見た場合に、どのような資産構成とすべきか解説していきます。まずは20代のケースから。20代の場合には、時間を味方にした資産運用が可能です。どの程度の期間運用したいか、その人のリスク許容度によっても異なるものの、数十年という長期投資を検討される場合には、全資産の30~50%を株式投資に充てても問題ないと考えます。
なぜならば、20代の場合にはまとまった資金での運用ではなく、ドルコスト平均法によるコツコツ資産形成が妥当であり、世界の経済成長の果実を着実に受け取るべきであると考えるからです。

■月々1万円×3資産に投資していく
無理なくコツコツ資産形成を目指す方であれば、例えば月々3万円ずつ資産運用に振り向けてみてはいかがでしょうか。例えば、日本株式投信、米国株式投信、世界債券投信といった組み合わせはいかがでしょう。そして、最終的には株式部分の比率が30~50%程度になるような運用を行っていきます(例:積極運用であれば株式部分50%、債券部分25%、現預金25%など)。
個別の株式投資を行いたい場合も同様に、まとめて投資するよりかは時間をわけて日本株式や米国株式に投資していきます。時間を味方につけ、短期的な株価の変動は気にしない。中長期的にならして考えた時にリターンが得られるような資産運用を行っていくべきです。なお、株価が大きく下落した場合に備えていつでも買うことができる資金を準備しておくことも有効です。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
証券投資信託とは、投資信託財産の総額の3分の1を超える額を、有価証券及び有価証券関連デリバティブ取引に係る権利に対する投資として運用することを目的とした委託者指図型投資信託をいう。

<解答> ✕
証券投資信託とは、投資信託財産の総額の2分の1を超える額を、有価証券及び有価証券関連デリバティブ取引に係る権利に対する投資として運用することを目的とした委託者指図型投資信託をいいます。

<お知らせ>
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