証券外務員講座の講師ブログ

30-40代独身は全資産の20~40%を株式投資に充てる

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今月号は、各年代における株式投資の割合について解説します。

■20代同様、積極運用も可能
30~40代独身の場合、どのような資産配分を検討すればよいでしょうか。今後のライフプランをどのように描くかによって資産配分も異なってくるものの、独身生活からの変更は特にないということであれば、20代同様、積極運用を行うことも可能です。
この年代になってくると、余裕資金も増え始めることでしょう。一般的に3ヵ月分~6ヵ月分の生活費や利用することが決まっている資金を除き、特段使用することもない資金を余裕資金と呼びます。この余裕資金を効率的に運用し増やす選択肢を取ることは30~40代独身の場合可能です。

■ドルコスト平均法と下がった時に買い増しをうまく活用する
毎月コツコツ資産形成をはかるほか、時には思い切ってまとめて投資することも検討してみましょう。例えば、つみたてNISAや一般NISAを利用して毎月3万円~10万円投資するといったスタイルと、株価が大きく下落した時にまとめて数十万円投資するといった二階建てにしてみてはいかがでしょうか。
日本株や米国株式などの株式投資は全資産の20~40%充てることも可能です。なお、20代に比べると少しずつ株式の比率は下げていくほうがよいと考えるものの、積極性を重視する方は全資産の50%といった方針も可能と考えます。この他、不動産投信(REIT)なども活用しリスク分散を図っていくとよいでしょう。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
私募投資信託は、オーダーメイド的な性格が強いことから、運用やディスクロージャーに関する規制は、公募投資信託と比べて厳しくなっている。

<解答> ✕
私募投資信託は、オーダーメイド的な性格が強いことから、運用やディスクロージャーに関する規制は、公募投資信託と比べて緩やかとなっています。

<お知らせ>
9月26日に、ワニブックスより『株で勝ち続けるための 上がる銘柄選び黄金ルール87』が発売されました。
https://amzn.to/3AkWmIk