証券外務員講座の講師ブログ

3大公益株を選ぶ

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今回は、「3大公益株を選ぶ」と題して、公益株のメリットについて解説していきます。

■公益株は業績安定に魅力あり
公益株とは、日常生活において必要不可欠なサービスを展開している企業の株式をさします。具体的には、電力・ガス・水道などが該当します。安定・堅実な投資として、この電力・ガス・水道の3つの業種から銘柄を探すのは昔から人気のある投資の1手法として知られています。
なぜ公益株なのでしょうか。まず業績の安定性を挙げることができます。そこに人がいる限り、電力・ガス・水道は使いますよね。景気に左右されない点がメリットです。また、配当も安定していることが多いため、配当収入が魅力的に感じられる場合があります。規制に守られている業界でもあり、倒産しにくい業界とも言えます。

■人口減少は長期ではマイナスとなる可能性も
注意点は、日本の場合人口減少が始まっていること。人口が減っても一人暮らしが増加すれば公益株の業績にはマイナスとならない側面もあるかもしれませんが、人口減少は長期的には売上が減少する要因となりえます。
また、成長性という視点からも人口減少もあり期待できないかもしれません。そのため、株価上昇を期待するというよりかは、配当をしっかり得ていくことを重視した投資とすべきです。投資指標からみて割安と感じられるときにコツコツと買っていくのもよいでしょう。また、成長株とあわせて買うことにより、それぞれのマイナスを補完しあうとリスクヘッジができ、魅力的なポートフォリオの構築ができるかもしれません。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
消費者契約法では、断定的判断の提供により、当該提供された断定的判断の内容が確実であると誤認した場合、消費者は締結した契約の取消しができる。

<解答> ○
消費者契約法では、断定的判断による誤認のようなケースでは契約の取消しが可能です。