証券外務員講座の講師ブログ

四季報のオンラインと紙の特徴とは?

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今回は、四季報について解説していきます。

株式投資家では確認しない人はいないといっても過言ではない四季報。現在では、紙媒体の四季報とオンラインによる四季報があり、それぞれに特徴があることから、使い分けを行っている人もいるぐらいです。いったいどう異なるのでしょうか。

まず、コスト面では紙媒体の四季報に軍配が上がります。オンラインの方が年間で4,000円ほど(ベーシック版の場合)高くなります。紙版では1ページに2社ずつ、見開きで4社を確認でき、銘柄コード順に並んでいることから一度にまとめて様々な企業の情報を確認したい場合には持って来いとなります。付箋を貼ったりする作業が好きな方も多く、簡単に振り返りもできます。

オンライン版のメリットは、情報が日々更新されることです。そのため、最新の情報を確認、売買できるほか、スクリーニング機能によりご自身が希望する銘柄を簡単に検索することが可能です。パソコンやスマートフォンなどで確認できるため、いつでもどこでも確認ができる、重たい本を持ち運ぶ必要がない点もメリットでしょう。これに対して、紙媒体の場合は情報は網羅できるものの、四季報発売時から時間が経過するほど掲載されている情報は古くなります。分厚い本となるため、持ち運びが不便といった点は紙媒体のデメリットです。

オンラインでささっと検索する方もいれば、紙媒体でじっくり検討する方もいます。両方使い分ける方もいますので、ご自身にとってどう使うのが良いか検討してみてください。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
上場の対象となる有価証券は、金融商品取引法上の有価証券に限られる。

<解答> ○
上場の対象となる有価証券は、金融商品取引法上の有価証券に限られています。上場株券、国債証券などが該当し、小切手や約束手形は含まれません。