証券外務員講座の講師ブログ

チャート分析①

皆さん、こんにちは。
フォーサイト、証券外務員講師の伊藤亮太です。

今回は、チャート分析に関する内容を4回に分けて解説します。

チャートを見る際によく使われるのが「ローソク足」です。チャートは株価推移を示したものですが、より詳細な状況を確認するためにローソク足が利用されています。ローソク足とは、始値、高値、安値、終値の株価の動向が一目で分かるように、4本の株価を1本の線で示したものです。形がローソクのように見えるため、ローソク足と呼ばれています。
 
ローソク足は、時間単位で確認できます。短期売買であれば、1分単位などで見ることもありますし、中長期的なトレンドをつかむ場合は、1日や1週間、1ヵ月単位で確認する場合もあります。1日の4本の株価の動向を捉えたものを「日足(ひあし)」といいます。1週間単位は「週足(しゅうあし)」、1ヵ月単位は「月足(つきあし)」です。
ローソク足を確認することにより、目先の相場展開を予想したり、相場の強弱を確認できます。チャートを線ではなくローソク足で表現することで、相場の方向性をより詳しく、視覚的に読み取ることができます。
 
それでは、ローソク足の簡単な見方を説明しましょう。始値よりも終値の方が株価が高く終わった場合には、ローソク足は白色で表現されます。この白いローソク足のことを陽線といいます。一方、始値よりも終値のほうが株価が安くなった場合は、ローソク足は黒色で表現されます。この黒いローソク足のことを陰線といいます。また、始値や終値と安値、高値との差の部分は一本の線で表現されます。これをヒゲとか影と呼びます。ローソク足の見方が分かるようになると、強気か弱気かある程度判断できるようになるため、チャート分析を行う際にまず覚えるべき内容と言えます。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
証券金融会社が行う一般貸付けとは、金融商品取引業者又はその顧客に対し、有価証券又は金銭を担保として金銭又は有価証券を貸し付けることをいう。

<解答> 〇
証券金融会社が行う一般貸付は、信用取引において利用されています。