証券外務員講座の講師ブログ

チャート分析②

皆さん、こんにちは。
フォーサイト、証券外務員講師の伊藤亮太です。

今回は、前回に続き、チャート分析に関する内容を解説します。

チャート分析では、いかにトレンドをつかむかが大切です。トレンドは上方向、もしくは下方向のどちらかに株価の動きが傾いている状態のことをいいます。レンジという状況もあります。レンジとは、株価が上方向、下方向どちらにも動きがない状態、つまり株価が一定の範囲内で変動している状況を示します。
 
トレンドは、一度発生すると長く続く傾向があります。そのため、上方向にトレンド(上昇トレンド)が出ている銘柄を買うとトレンドが続く限り利益を狙うことができるといえます。想像もしなかったような株価上昇ということもありえます。
 
買いの王道は、いかに上昇トレンドの銘柄を見つけるかということ。トレンドに沿って買う場合、一見すると既に上昇しているように見え、もう上がって買えないと戸惑うこともあるかもしれません。しかしながら、ある程度株価が高くなっていたとしても、トレンドが継続していればさらに高値を更新していく可能性があるため、買ってから下がってもその後上昇するといったことはよくあります。
 
上昇トレンドは、株価の高値が前の高値よりも高くなり、安値も前の安値よりも高い状況が継続することで続きます。なお、上昇トレンド中に、安値が前回の安値を割り込むとトレンドが変わる可能性がありますので、そうした傾向が見られそうなときは「頭と尻尾はくれてやれ」を思いだし、売却することも決意しましょう。なお、移動平均線などのツールを利用することで、トレンドの終盤をさらに見極めやすくなりますので、利確のタイミングを設定するのに役立つことでしょう。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
委託者指図型投資信託の信託財産に組み入れられている有価証券の名義人は、委託者である。

<解答> ×
委託者指図型投資信託の信託財産に組み入れられている有価証券の名義人は、受託者です。