皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。
12月に入り、本格的な冬到来です。
朝晩は、さすがに寒さは厳しくなってきましたね。
今回は、日本の国政選挙について書いてみたいと思います。
みなさんもご承知のように、平成27年6月、
公職選挙法等の一部を改正する法律が成立し、公布されました。
これに伴い、平成28年6月19日の後に
初めて行われる国政選挙の公示日以後に
その期日を公示又は告示される選挙から、選挙権年齢が
「満20歳以上」から「満18歳以上」に引き下げられました。
そして、実際の国政選挙としては、
まず2016年(平成28年)7月10日実施の第24回参議院議員通常選挙が、
初の18歳選挙権の認められた国政選挙となりました。
次に、衆議院議員総選挙としては、2017年(平成29年)
10月22日投票の第48回衆議院議員総選挙が初めてとなりました。
そこで、この10代の方の投票率を調べてみました。
まず、政府統計の総合窓口を調べると、
18歳と19歳の人口は約240万です。
そして、10代の選挙の投票率は、
スタート以来、以下のようになっています。
・第24回参議院通常選挙(平成28年)→46.78%
・第48回衆議院議員選挙(平成29年)→40.49%
・第25回参議院通常選挙(令和元年)→32.28%
そうです。下がる一方です。
ちなみに、一番低いのは20代です(10代よりも低い)。
・第25回参議院通常選挙(令和元年)→30.96%
そして、一番高いのは、60歳代です。それでも63%ですが…。
・第25回参議院通常選挙(令和元年)→63.58%
日本は、非常に厳しい時代に入っていると思いますので、
そろそろ、「政府が」とか「政治家が」などと言うばかりではなく、
自発的に情報収集などをして、自らの選挙権の行使について
積極的に考えていくべきだと思います。
今回は、このへんで。