インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

音!

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今年度の試験日の10月11日まで、あと約1ヶ月になりました。
とにかく体調を崩さないように気をつけて下さい。体調が悪いと気力がなくなり、やる気がなくなってしまいます。それに加え今年はコロナ禍という大きな敵がいます。ラストスパートですが、くれぐれも無理しないでください。

今回は「音」についてお話ししたいと思います。
以前、構造は皆さんにとって難しいと思った分野のトップ3に入るのでは、と書きました。音環境も、難しいと言うより理解しにくい、そうなの?ともやもやすると思います。
 「音」と言うとピアノの音、工事の騒音や鳥の鳴き声のように、
音を発しているものをイメージしますが、音源から発せられたエネルギーが空間を伝搬していく「現象」のことです。この現象は波状です。この波を周波“数”と言います。ここで、音は“数”で表すことが分かります。周波数は音の波が1秒間に振動する“回数”です。周波数の大きい音(すなわち波の数の多い音)は高い音として聞こえ、周波数の小さい音(波の数の少ない音)は低く聞こえます。これが「音の高さ」で、単位はHzです。「音の強さ」は音の大きい小さいです。通過する音のエネルギーの量が多いか少ないかです。すなわち通過するときの空気密度の粗密の大きさ=音圧です。音の高さのように数をそのまま使うのではなく、数量を変換して扱いやすい数値=レベルで表します。それが「音圧のレベル」と「音の強さレベル(単位はdB)」です。この二つは厳密には異なりますが、実質的には同じと考えて問題ありません。

①音は、音源から発せられたエネルギーが空間を伝搬していく現象のこと
②音の高低は波の回数、音の大小はレベルで表す
を理解した上で、テキストを見直してみてください。

それではこのあたりで、また!