インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

ペンダントライト

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

 今回は「ペンダントライト」についてお話ししたいと思います。
ヨーロッパに行くと、ライティング(照明計画)に感動します。特に北欧はデザインもさることながら、計算された調光、調色、配置計画が空間の重要な要素になっています。

 左の写真は、フィンランドのヘルシンキ近郊にあるミュールマキ教会です。設計は、音楽家で建築家のユハ・レイヴィスカ氏です。高低差をつけながら天井から下げられたペンダントライトは、光のメロディーが流れているようだと言われています。又、日照時間の短い北欧では太陽の光がほとんど無い時期でも、このペンダントライトで光が溢れるように感じられることから、この教会は「陽光」と名付けられています。
日本は一年中太陽光に恵まれているので照明の必要性が低いのかな?と思っていました。
 右の写真は、日本の奈良ホテルのメインダイニングルーム三笠です。ペンダントライトで照明計画されています。一つのデザインの大小と組み合わせが、格天井に規則的に配置されています。技術的なこともあると思いますが、日本にも昔はこのような空間があったのですね。きれいですよね。

 最近は、間接照明などの建築化照明やダウンライト等で、照明器具そのものの存在を感じさせない空間が多いですが、このような照明器具で作られた空間も忘れないで下さい。

それではこのあたりで、また!