インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

集合住宅?共同住宅?長屋?

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今回も引き続き、昨年度の一次試験から「建築寄りの出題」について、具体的にお話ししたいと思います。

建築基準法令に関する記述で、3つの語群の中から最も適当なものを選びなさいという問題です。
「複数の住宅が集まった一つの建物は、一般に集合住宅と呼ばれるが、建築基準法では共同住宅と( )に大別される」( )に入る語群を、(1)文化住宅、(2)併用住宅、(3)長屋 から選択します。消去法で(3)長屋の正解を導き出せるかもしれません。
建築基準法には私達が普段マンションやアパートを指す「集合住宅」という用語はありません。住宅は、①一戸建ての住宅、②長屋、③共同住宅の3つに分かれます。一戸建ての住宅には、事務所、店舗その他これらに類する用途を兼ねる「併用住宅(建物内部で通行可能)」も含まれます。②と③の違いは、②長屋は、2戸以上の住宅で共有部分が無い、③共同住宅は、2戸以上の住宅で共用の廊下又は階段が必須、すなわち、共用部分の有無=各住戸に直接出入りできるかどうかです。

時代劇などの向こう三軒両隣的な長屋の風景思い浮かべると、確かに出入り口(玄関?)は別々ですね。

それではこのあたりで、また!