インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

本物以上?!

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

 身の回りに「〇〇風□□」とか「〇〇調□□」いうものはたくさんあります。例えば、フィルムに木目が印刷されたシートフローリング、本物の竹垣に見えるプラスチックの竹の垣根、大理石貼の壁のように見えるクロス・・・・などです。
コスパ、耐久性、メンテナンス等の面では「本物」より優れているかも知れませんが、どうしても本物が使えないから偽物にした感が拭えません。

 「木目調磁器質タイル」という材料があります。私が始めて見たのはユニットバスの床がフローリングになっているので、なぜ?と思い触ってみるとタイルでした。左の写真は、集合住宅のエントランスロビーから外廊下に出るところ、右の写真はベランダです。外部床をフローリングにするなんて不可能ですが、タイルなら性能、耐久性とも大丈夫です、そして木の柔らかさや温もりも感じることができます。技術の進歩は素晴らしいですね。

 これからは偽物よりも本物が上と言う概念を捨て、本物以上の偽物があることも知っておかないとダメですね。

それではこのあたりで、また!