インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

有効採光面積

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

体調はいかがですか?息抜きを入れながら体調管理に気をつけて、コンスタントに学習してください。

今回は「有効採光面積」についてお話ししたいと思います。昨年度の一次試験では建築基準法からいくつか出題されましたが、その一つに「採光窓」があります。
有効採光面積の基本は、居室の採光は、有効採光面積/居室面積が、住宅系は1/7、他は1/5〜1/10ということです。但し書きとして、①幅1600以上の引違い戸で仕切られているときは2室を1室として計算する、②天窓は面積の3倍を有効採光面積とみなす、③独立型の台所は採光が必要な居室から除外する、などがあります。
そして出題された、隣地境界線(や建物)に近接している時の住居系地域(用途地域により3種類あります)の有効採光面積について、縦長窓と横長窓どちらが有利ですか?という問題です。有効採光面積の計算は、窓の直上の建物の部分から境界線までの水平距離/窓の直上の建物の部分から窓の中心までの垂直距離の値から1,4を引いたものが、①負の場合、採光有効部=0 ②0,5の場合、採光有効部=窓面積の50% です。分子は同じなので、分母が大きいほど値が小さくなり不利になります。分母が大きくなるのは窓の中心線まで距離がある縦長窓です。よって横長窓が有利になります。

法規で計算式が出てきたら、数字を当てはめてみると具体的にイメージ出来て、このような問題は計算することなく答えられると思います。

それではこのあたりで、また!