インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

集合住宅の分類(2)

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

先週に続き、集合住宅の分類の仕方③平面形式による分類、④断面形式による分類、についてお話しします。

③平面形式による分類は、ⅰ)階段室型;1つの階段を挟んで左右に2住戸を配置した形式[通路面積節約、エレベーターが必要な高層では不経済、各住戸の居住性高い]、ⅱ)片廊下型;1つの廊下にいくつかの住戸が並ぶ形式[通路面積多い、高層に適する、各住戸の環境条件が同じ、プライバシーが保ちにくい]、ⅲ)中廊下型;1つの廊下をはさんで左右に各住戸が並ぶ形式[通路面積節約、通路側居室の環境が悪い、プライバシーが保ちにくい]、ⅳ)集中型;エレベーターのある中央ホールから各住戸に入る形式[通路面積節約、エレベーター効率が高い、高層住宅も可能、各住戸で居住性に差が出る]、ⅴ)ツインコリドール型;廊下を2列にして中央を吹き抜けにした形式、5種類です。
④断面形式による分類は、ⅰ)フラット型;各住戸を1層にまとめた形式、ⅱ)メゾネット型;1つの住戸が2層以上で構成された形式、ⅲ)テラスハウス型;2〜3階建ての2つ以上の住戸が連続した形式で各住戸が専用のテラスと庭をもつ、ⅳ)スキップフロア型;共用廊下(エレベーター階)と各住戸の床面にレベル差がある形式、4種類です。

平面形式による分類は、その長所短所も一緒に覚えてください。
知り合いのマンションに行く機会があったら、各分類のどの種類になるのか検証してみて下さい。

それではこのあたりで、また!