インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

ヒートブリッジ

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

第39回一次試験の傾向を詳細に見ていくと、最近の傾向として気づくことがあります。
インテリアコーディネーター資格試験は、インテリア産業協会が行っています。この協会発行の書籍に「インテリアコーディネーターハンドブック(上・下巻)」があり、一次試験に対応しています。
しかし最近はこのハンドブックでふれて無いことが多々出題されています。一回ぐらいの出題はあり得ますが、過去5年間で3回も出題されたのが「ヒートブリッジ」です。

ヒートブリッジは、環境工学の「建物の断熱化」の範囲になります。日本語では「熱橋」と言います。建物の躯体を通して、屋外の冷たい空気が室内に伝わり結露が発生する現象のことです。
第39回は、壁にできる結露の原因は何か? 
第37回は、室内結露の原因となる、建物の局部的に熱を伝えやすい部分はどこか?
これらは「ヒートブリッジ」が答えになります。
第36回は、鉄骨造の鉄骨部分は、なぜヒートブリッジになりやすいのか?
答えは、鉄骨は「熱伝導率」が大きいから、屋外の冷たい空気が室内に伝わりやすいからです。

これらから過去問題を勉強することが、大切だということがわかると同時に、ここで「ヒートブリッジ」を完璧に覚えて下さい。
このようなケースを、これからもこのブログに書いていきたいと思っています。

それではこのあたりで、また!