インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

出題ミスと捨て問

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

昨年度の第39回一次試験後すぐに、インテリア産業協会より「46問の4で出題ミスがあったので、全員正解にします」と発表されました。
結果的に正解だったからラッキーと思いそうですが、そうでしょうか?大半の方は、この問題おかしいな?と思いながら一生懸命に考えた時間が無駄時間になってしまいました。

この問題について解説したいと思います(再現問題集が届いたら確認して下さい)。
問題;図Aのインテリアパースは歪んで見えるので、図Bのようにを120°から90°にして調整した。
まず、図Bの方が歪んで見えているので、この時点で既に間違っています。の選択肢として、仰角(平面方向から直立方向への角度=仰ぎ見る角度)、視野角(視界)、あおり補正(直立方向の歪みの補正)の3つがありますが、図Aと図Bで変わっているのは視野角なので、これを答えとされた人が多いと思いますが、問題のパースは広角の約60°から望遠の約30°の変化だと思います。視野角を120°や90°にしたパースはあまり見たことがないです。
問題を読んでいて変だなと思ったら「捨て問」、思い出せないだけなら「後回し問」にしましょう。

この出題ミスの件は、当日の試験終了10分前ぐらいに会場で伝えられたと聞きます。ということは、先に退出された人は知らないことになります。何があるか分からないので、たとえ早く終わっても試験時間が終了するまで退出しない方が良いのかもしれません。

それではこのあたりで、また!