インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

造形・色彩

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

前回に続き、今回は造形の「色彩」についてです。

色彩も必ず毎年出題されています。
例年はマンセル表示系やPCCS(日本色研配色体系)などの色の表し方が多かったですが、最近は色の混合、対比と同化、配色などから出題されています。
色彩に関しては、カラーコーディネーターや色彩検定などの別の資格があるので、インテリアコーディネーター資格試験としては、インテリアや建築よりの出題になってきたのだと思います。
インテリアにおけるカラースキーム(色彩計画)、小さなサンプルで色を決めるときの面積対比、室内で2色以上の色を使うときの継時対比、サインのための視認性などです。
色彩も形と同じように、この資格のための勉強というよりも色々な場面で役に立つ知識です。

学生の時、美学、造形史、色彩学の講義が楽しみでした。構造や設備の講義は単位を落とさないために必死でした。
今になって全ては繋がっていると思えるようになりました。
美しいものは、「美」に関する知識と「ものを作る」知識の二つが揃って始めて完成します。
インテリアコーディネーターの仕事は、この二つの知識がないと成立しない仕事だと思います。

それではこのあたりで、また!