インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

水郷の町・佐原

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今回はコーヒーブレイクで、千葉県の佐原のお話をしたいと思います。
建築家協会主催のセミナーのテーマ「水辺空間を生かしたまちづくり」のシリーズとして佐原を訪ねました。以前(2020年7月)のブログも同じシリーズで「源兵衛川・暮らしの水辺」についてお話しました。
水運を生かし水辺空間を軸に作られてきた町が、高度成長期に失われました。この佐原の小野川もドブ川となってしまい、埋立て道路や駐車場にする計画が上がっていました。
しかし、この地には江戸へ海産物や米を運ぶ一方、江戸文化を取り入れた独自の佐原文化が築かれていました。

川沿いの瓦屋根の伝統的な街並み(写真1枚目)。各店舗(兼住宅)のインテリアは、文様のような洋風のような粋な床仕上げ(写真2枚目)、そしてその床のデザインと同じ2階の窓格子(写真3枚目)、凝った美しいものばかりです。

歴史的街並みを保存することは大賛成だけど、観光地化し過ぎたり、安全やメンテナンスを優先しすぎたり・・・でも経済的に回らなければ維持することはできない。本当に難しいことだと思います。

それではこのあたりで、また!