インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

造作と造作材の難しさ

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

体調はいかがですか?体調が悪い→気力が無くなる→勉強をやる気がしない、と流れていきます。逆に考えると、なんか最近やる気がしないと思った時は、知らず知らずに疲労が溜まっているのかも知れません。まずは体調管理に気をつけて下さい。

インテリア構法は、施工現場や設計に携わっている方ほど難しい(=悩む)単元だと思います。私自身も一次試験を見ていて、答えが選択肢に無い!選択肢が全部正解!と思うのはこの単元です。特に造作と造作材については技術の進歩とその時の流行で一番変わる部分です。
例えば昨年度の問題で、「住宅の一般的な幅木の高さのサイズは?」の選択肢が(1)30〜50(2)60〜100(3)120〜180 でした。答えは(2)60〜100です。しかし最近の傾向として、幅木の高さは低くなってきています、大手メーカの既製品幅木もH=30が主流です。少し前のお掃除ロボットが出現した頃は高くなる傾向がありました。
そもそも幅木の目的は、壁の保護(当初のお掃除ロボットはぶつかると壁を傷つけていましたが、改良されソフトになりました)と壁と床の交差の直線を通す(高さが低い方が直線はより強調されます)ためです。どの選択肢の高さも目的を満たしています。
結局、テキストの数字を覚えて解答するしか方法はないですね。

工事期間の長い仕事は、当初決定していた材料や構法の更新は普通に起こります。最近は半年周期で更新されるものも多々あります。
“今”を知っている方は、「以前はそうだったんだ〜」とテキストの数字を覚えて下さい、その時に「なぜそうだったのか?」「なぜ今こうなったのか?」と少し広げると覚えやすいと思います。

それではこのあたりで、また!