インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

温熱環境・熱移動のイメージ

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

今年度の試験日の9月15日まで、あと約1ヶ月(受験期間最終日の10月15日までは約2ヶ月)になりました。
ここで、他のものに手を広げたり、急に無理な計画に変更したりしないで、当初の計画通り(微調整しつつ)、今まで通りに繰り返していきましょう。
そして、一番大切なのは体調を崩さないことです、気をつけて下さい。体調が悪いと気力がなくなり、やる気がなくなってしまいます。

「環境工学の温熱環境」と言うと難しいような気がします、また出てくる単語も聞きなれないものが多いですが、起きている現象はとても身近なことです。
まず、貫流伝熱(熱の移動のこと)には、伝導(個体内部の熱の移動)、対流(空気や水での熱の移動)、放射・輻射(電磁波による熱の移動)3種類あることを押さえてください。それぞれの身近な現象例はテキストに書いてありますから確認して下さい。
放射・輻射は少しイメージし難いと思いますが、全ての物体は表面から電磁波を射出し、他の物体の射出した電磁波を吸収します。この物体の射出・吸収の時に生じる熱の移動のことです。空気がなくても伝わりますが、障害物があると遮断されます。身近な現象としては「日向ぼっこ」です。太陽と人との間で電磁波の移動があり、それにより熱が移動して人は暖かく感じます。空気のない宇宙空間を通って熱が移動し、高い壁で影になると暖かさを感じません。

このことをはっきりとイメージできれば、温熱環境について理解しやすいと思います。                   

それではこのあたりで、また!