インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

日本のインテリア史、江戸時代まで

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

3月になりました。既に1年の1/6が終わってしまいました。
最後や全体量が決まっているときに、カウントダウンで考える人とカウントアップで考える人がいると言われます。同じように半分になった時に、「もう半分しかない」と思うか「まだ半分もある」と思うかの違いです。
一次試験まで、「もう半年しかない!」「まだ半年もある」、みなさんはどちらのタイプですか?

みなさんはこれまでずっと、学校、大河ドラマ、映画、本、マンガ等で日本史を学んできたので、時代区分は把握していると思います。江戸時代まではその時代区分の知識に、まずは住様式の変遷を合わせていくとインテリア史の「芯」が出来ます。
寝殿造→書院造→数寄屋造
の3つだけです。全て支配階層の住様式ですが、庶民の住宅(特に地方)は土間や藁葺で様式と言えるレベルではありませんでしたが、かなり遅れてこれらの住様式の流れが民家に取り入れられるようになります。基本となる支配階層の住様式を覚えましょう。
そして、次に3つの住様式の内部空間やその内部空間で使われていた生活道具を把握します。その生活道具は後に建築の一部となるもの(例えば、塗籠が帳台となり現在のベッドルームです)や、家具や美術品となるものがあります。
出題率は低いのですが(0では無い)、住様式以外に神社・寺院の様式も覚えてください。ただ初期の段階で完成して、それ以降はあまり変化しないので理解しやすいと思います。

インテリア史だからと様式や道具を個別に覚えるのではなく、流れで覚えていくとわかりやすいと思います。

それではこのあたりで、また!