インテリアコーディネーター講座の講師ブログ

日本のインテリア史、茶室

みなさん、こんにちは。
IC講座担当講師の鈴木です。

インフルエンザ、コロナ、花粉症・・・そして年度末の疲労、体調に気をつけてください。
休むときはきっちり休みましょう。

日本のインテリア史で、出題率も高く(ほぼ毎年出題されます)、覚えにくいのは「茶室」です。前回お話しした住様式の3つの流れにあてはめると、これまでの武家風の茶の湯から、桃山時代に草庵風の茶の湯が広まり、書院造の書院で成立させていました。この書院造に茶室建築の手法を入れた建築様式が数寄屋造になります。
この流れに、茶の湯の創始者の村田珠光や完成させた千利休等の人物名、にじり口や火灯口などの茶室に関する語句、書院造からのとこや、寝殿造(逗子棚)からの違棚の変化を覚えると茶室はほぼ把握できると思います。

茶室は突然出現したように思えますが、住様式の3つの流れの過渡期となったものです。
聞きなれない言葉が多いので覚えにくいですが、歴史の流れで考えると少し理解しやすくなると思います。

それではこのあたりで、また!