皆さん、こんにちは。
先月より、ITパスポートの合格率について、ちょっと詳しい分析を行っています。今月は社会人の職種別合格率をちょっと詳しく分析してみましょう。職種別合格率は次の通りです。
職種 | 合格率 | 受験者 |
教育(学校、研究機関) | 70.53% | 1,707人 |
製造業 | 67.15% | 7,992人 |
金融・保険業、不動産業 | 65.46% | 5,099人 |
医療・福祉業 | 63.55% | 1,026人 |
官公庁、公益団体 | 62.32% | 5,196人 |
農業、林業、漁業、鉱業 | 61.44% | 153人 |
調査業、広告業 | 61.16% | 569人 |
運輸・通信業 | 60.49% | 4,612人 |
ソフトウェア業 | 60.45% | 9,814人 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 59.87% | 1,064人 |
卸売・小売業、飲食店 | 59.78% | 3,891人 |
無職、その他無記入 | 58.09% | 11,222人 |
建設業 | 57.34% | 2,206人 |
社会人平均 | 57.03% | 101,414人 |
情報処理・提供サービス業 | 53.51% | 24,045人 |
コンピュータ及び周辺機器製造又は販売業 | 50.82% | 11,868人 |
サービス業 | 47.78% | 10,950人 |
社会人平均は下から4行目にあるとおり57.03%です。
ちょっと驚きなのが、コンピュータ関連だと思われる
職種に就いている方の合格率はそれほど高くないことです。
ソフトウェア業が60.45%、情報処理・提供サービス業が53.51%、
コンピュータ及び周辺機器製造又は販売業が47.78%となっています。
この原因として考えられるのは、
ITパスポート試験をコンピュータ関連の試験だと思っていたら、
経営の知識などコンピュータに関係のない事柄も結構出題されるので、
ちょっと意外だったというものだと思います。
このことからも、ITパスポート試験がITを業務の中で
使うために必要な知識が問われるということが証明されていると思います。