ITパスポート講座の講師ブログ

トランプさん勝利!

皆さん、こんにちは!
ITパスポート講座担当の小野です。
だんだん寒くなってきました。
体調を崩さないよう、適度ながんばりでコツコツ勉強していきましょう!

さて、今月はトランプさんの話題を取りあげないわけにはいきませんね。
といっても政治的な視点からの分析は私にはできませんから、
トランプさん騒動に見られたデータの扱い・報道等についてちょっと見てみたいと思います。

事前の予想ではクリントンさんが大統領になるだろうといわれていました。
しかし、フタを開けてみると結構な差でトランプさんの勝ちでした
(選挙人獲得数はトランプさんが290人、クリントンさんが232人。
ただ得票数はクリントンさんが多かったりします・・・。)

日本時間で11/9(水)の夕方にはトランプさん勝利のニュースが流れ、
日経平均は1,000円近く下落して16,200円程度、円相場も一気に4円近い101円(円高)程度となりました。

夜のニュースではこの数字を使って、悲観的な報道がなされていました。
「トランプさんが大統領になったら、アメリカが保護主義的な政策に傾き、
世界経済は大混乱に陥る。株価がそれを反映している」と。

しかし、夜のニュースが流れている時間帯には、欧米の市場で日経平均もドル円も取引されていて、
暴落前の水準に戻る寸前でした(結局、翌日は暴落前の水準を大きく超えましたね)。

日本の株・ドル円は日本だけで取引されているわけではありません。
ドイツの市場でもイギリスの市場でもアメリカの市場でも取引されています。
つまり、世界中の人々は「トランプさんが大統領になったからといって、
世界経済が混乱に陥ることはない」と結論づけ、暴落前の水準にもどったわけです。

テレビからは、ニューヨークからの中継で記者が「もう不景気まっしぐらは確実、世界の終わりだ!」
くらいの形相で熱くレポートしている様子が流れてくるのですが、
スマホの株価チャート、為替チャートは何事もなかったかのように、
暴落前の水準に戻っていて、「なんなんだこの状況は」状態です(笑)。

これがどんな話につながるのかといえば、
「何かの主張をするときには最新のデータに基づかないといけない」ということであり(笑)、
「ITの知識をフル動員して、できる限り多くのデータを集められるようにしましょう」。

そのために「ITパスポートの勉強をたくさんしましょう」ということです。
無理矢理ですみません。