皆さん、こんにちは。
先日、テレビで京都迎賓館が紹介されていました。
もう、本当に、率直にすごいなと思いました。
京都迎賓館は、日本の文化を集めて、
海外VIPに日本流のおもてなしを楽しんでもらう施設だそうです。
細かいところまですごく気配りされた施設だと思いました。
ブッシュ元大統領や、ブータンの大統領夫妻も、
最大の賛辞を寄せてくれたそうです。
でも、一方で残念な思いもこみ上げてきました。
日本人である私は、そこで紹介されている文化の多くを体験したこともないし
見たこともなかったのです。
枯山水や寄せ木造りなど、歴史の教科書に出てくるような
メジャーな文化なら多少は知っていますし、観に行ったこともあります。
高校2年の授業時に枯山水を歴史の教科書でみたときには、
「ただの庭じゃん」と思いましたが、修学旅行で実物をみると
「なんだこれ? 庭というレベルではない! 芸術だ!」と
高校生ながら感動したものです。百聞は一見にしかずですよね。
でも、政府が京都迎賓館に招いた海外のVIPに対して、
「これが日本の文化です」と紹介している事柄を
日本人である私は知らなかったのです。
もうショックでした。
外国人から「中継表の畳はすばらしく繊細だね」といわれても答えられないのです。
高校の時には日本史を選択して大学受験をしたにもかかわらず、
この有様です。
あぁ、私の受験勉強は何だったのでしょう?
グローバル化で海外に出て行くことをためらってはいけない、
日本の若者は内向きではなく外向きになるべきだという主張があります。
今年は英語の勉強を絶対にやるぞと思っていましたが、路線変更です。
日本の歴史や文化を中心にしなければならいと思い直したという話でした。