危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

エタノールとは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、「メタノール」についてご紹介しましたので、今回はアルコール類のうち「エタノール」について見ていきたいと思います。

エタノールは、酒類の主成分です。アルコール類の中で、最も身近に使われる物質の1つで殺菌・消毒のほか食品添加物などとしても用いられており、以下のような特徴があります。

▪特有の芳香を有する無色の液体
▪引火点が低い(13℃)
▪沸点が低い(78℃)
▪麻酔性がある
▪水より軽く、水とどんな割合でも溶け合い、エーテルにも溶ける
▪発生する蒸気は空気より重い(1.6)
酒類の主成分である
▪燃焼範囲はおおむね3.3~19vol%である
▪炎は見えにくい(淡青白色)、場合があるため注意が必要である

エタノールは、身近では、種類の成分であるということは、ご存知の方も多いかと思います。したがって、エタノールはメタノールのように毒性が強いわけではありません。

エタノールの場合は、前回触れた通り、メタノールと比較して覚えておくと良いでしょう。

今回は、「エタノール」についてご紹介しましたので、次回は「n-プロピルアルコール」についてご紹介していきたいと思います。