危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

物理の基礎に関する過去問⑥

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続きから「物理の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

比熱がcで質量がmの物体の温度をt上げるのに必要な熱量Qを表す式として、次のうち正しいものはどれか。

1.Q= c2mt  
2.Q= cm2/t  
3.Q= cmt  
4.Q= mt/c  
5.Q=2mt/c

物体の質量をm、物体の比熱をcとすると、その物体の温度をt(K)上げるのに必要な熱量Qは、以下の式で表せます。

熱量Q(J)=m(g)×c(J /(g・K))×t(K)【Q= cmt】
よって、正解は3.になります。

前回ご紹介した熱容量の問題と同じタイプの問題で、本問も直接公式について出題されたことがあります。

こういったタイプの問題は、公式をおさえておけば、一瞬で正解肢を絞れるサービス問題というところもありますので、何とか得点してほしい問題です。

なお、前回ご紹介した熱容量についての公式【C= mc】と混同しないように注意してください。

今回は「物理の基礎に関する過去問」について、をご紹介しましたので、次回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。