危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

物理の基礎に関する過去問⑯

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

移動タンク貯蔵所に液体の危険物を充填する際、静電気による災害の発生を防止するための方法として、次のうち誤っているものはどれか。
1.タンクへの充填作業終了後、静置時間を置いた後に検尺作業を行う。
2.タンク、配管等は、金属などの導電性材料を使用し、それらを接地・ボンディングする。
3.作業者の作業服、靴、手袋は帯電防止用品とする。
4.タンクへの充填作業終了後、直ちに充填に使用した注入管を取り出す。
5.配管等における危険物の流速制限を行う。

タンクへの充填作業終了後は、静電気が発生しているため静置時間をとって放電させる必要があります

よって、誤っているものは、選択肢4になります。

問題文に「移動タンク貯蔵所に液体の危険物を充填する際、静電気による災害の発生を防止するための方法」というように場面設定がされていますが、一静電気が発生しないようにするために「直ちに充填に使用した注入管を取り出す」というような方法は厳禁です。

今回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、次回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。